TOP Cup & Saucer

柳宗理 , 松村硬質陶器

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1948年~52年、柳宗理デザインの松村硬質陶器製カップ&ソーサー。

今回6客入手出来ました。 1客Sold outで残り5客となっております。

戦後物資の少ない中、人々の暮らしが豊かになればと柳宗理が最初に手掛けたのがテーブルウェア。 当時、アメリカやヨーロッパでも、シンプルで白い食器が多く使われているのをみて、 シンプルなものほど、質、機能性、形がデザイナーの仕事として重要になってくると、 幾度にも渡る検証を重ね、作られたのが 戦前から輸出用陶磁器の生産で有名だった名古屋の松村硬質陶器と作った 硬質陶器シリーズ(1948年-1952年)です。

大手百貨店に提案すると、「絵の無い半製品は売れない」と告げられましたが、 当時銀座にあった喫茶店、 トワ エ モワ(昭和32年(1957)に閉店)のオーナーが気に入り採用。 それを機に口コミで様々な喫茶店に広がったそうです。

こちらの作品にはTOPとロゴが入っておりますが、 これは渋谷にある珈琲店トップのロゴで、 トップを運営する渋谷食品株式会社の設立年が1949年2月と 作品が作られていたと言われる年代が一致する事から 恐らく、珈琲店トップを運営するタイミングで生産されたものと思います。

ヒビのように見えるのは貫入と呼ばれ、製造過程で、 焼き上がり温度変化が起こった際に土が膨張することで現れます。 製造時に入る貫入は直接貫入と呼ばれ、 使い込むうちに入る貫入は経年貫入と呼ばれ、 育てる事もお楽しみ頂けるかと思います。

柳宗理の工業デザイン最初の仕事と言われており、 近年少しずつ紐解かれてきましたが、 今尚、謎に包まれている作品で、そこがまた魅力の一つと考えております。

参考資料

柳宗理と松村硬質陶器展 —戦後日本のテーブルウェア—

デザイン―柳宗理の作品と考え (1983年) - – 古書, 1983/6/1

柳宗理 デザイン (日本語) 大型本 – 1998/9/1

別冊太陽 柳宗理 (日本語) ムック – 2013/6/27

CasaBRUTUS特別編集 新装版 柳宗理 (マガジンハウスムック CASA BRUTUS) (日本語) ムック – 2008/9/10

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  • Creator
    柳宗理 , 松村硬質陶器
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    Japan
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