LAST UPDATE : 30 May 2021
V-leg Easy Sofa 3Seater
Pierre Jeanneret
Pierre Jeanneretによる1958-59年の作品と言われてます。
フレームの状態で発見し、買付ました。 生地を張ると見えない中材にまで上質な木が使われてます。 これはまだ、上質な材が十分にあった初期の作品だからかも知れません。
アームの底部に色の違う材が見えますが、 これは酷使されるアームの生地を包み、 しっかり釘を打ち付けられるよう、 耐久性を考えて硬めの材が使われたのだと考えます。
また、打ち付けられる釘に干渉する事を考慮してか、 木製のダボでしっかりと固定されてるのも確認出来ます。
Pierre Jeanneret作品の特徴的な脚、サイドからの美しい姿を見せるため、 脚の表面から座に固定するようなビスを打ち付けておらず、 下記の写真のように、張り地が1枚ちょうど入る隙間を空けて組まれており、 生地を張る事で隙間が埋まり、安定を図るのと同時に、 適度に衝撃を逃してるのでは、と感じました。
Pierre Jeanneretの監修が行き届いている時代に作られたであろう作品は このようにディテール、個体の放つオーラが全く違います。
こちらの作品は写真家、長山 一樹 様のスタジオ、 AtelierSixに納品させて頂きました。
https://www.ateliersixstudio.com/
撮影スタジオで使用されるソファーであることから、 お客様と、職人さんと様々なアイデアを出し合いながら モデルさんが座っても沈まないように考慮し、 硬めかつ、心地の良い柔らかさも担保出来る絶妙なバランスで仕上げました。
料理にもフレンチ、イタリアン、中華、日本料理と様々なジャンル、料理人がいるように、 家具にも本来そのジャンルに精通した職人が必要と考えております。
また、毎回同じものを作るではなく、更に数も少なく、個体差ある作品な為、 文献、海外オークションハウス等の事例収集などの情報収集、 お客様の要望も交え、信頼おける職人さんにしっかりとフィードバックしてあげる事で 理想の形が見えてくると考えております。
個人的にも経験ございますが、全てお任せで張り替えてしまうと 妙に新しく、リプロダクト作品に感じてしまった…など、 経験を元に、しっかりとサポートさせて頂きたいと思っておりますので ご要望ございましたらぜひ、ご相談頂けましたら幸いです。
- CreatorPierre Jeanneret
- Related areaIndia
- Datec1958-59
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